一週間、日本へ行ってきました。
イベント続きでほとんど人に会う時間もない一週間だったので、
帰国したことが事後報告になってしまった知り合いがほとんどなのだが、
ともあれ半年振りの東京でした。 イギリスにいるから、というわけではないけど
やはり食事は日本が一番美味しい。
日本でのイベントの一つがこれ。
シンポジウム「途上国における温暖化対策~責任ある支援とは?」
Friends of the Earth Japan主催のイベントで、趣旨は以下のとおり。
開発途上国では、温暖化影響による被害が深刻化しています。
また、工業化や森林減少により温室効果ガス排出も増加し続けているため、
先進国からの温暖化対策支援が必要とされています。
すでに日本政府は、京都メカニズムや世界銀行の温暖化基金を通して、
また、二国間援助においても途上国の温暖化対策支援を積極的に進めています。
日本の事業者や市民も、納税者という関わりはもちろん、
クリーン開発メカニズム(CDM)やカーボン・オフセットを通じて
途上国の温暖化対策に様々な関わりを持っています。
一方、先進国の実施する温暖化対策事業が不適切であれば、
途上国からの温室効果ガス排出を増加させてしまったり、環境や社会に
取り返しの付かない負荷を与えてしまうリスクもあります。
温暖化対策は緊急の課題であることは踏まえつつも、本当に必要とされ、
現地の住民や環境保全に貢献できるものでなければなりません。
本シンポジウムでは、第一部で、実際に途上国で実施されている
温暖化対策に伴う現地へのリスクを紹介し、問題点・課題点を明らかにします。
第二部では、第一部で出された問題提起を受け、実質的な解決方法と
その課題を議論します。
安直に(例えば)REDDのような支援策を実施する前に、
現地の状況をよく理解し、現地住民が直接参加する形で
本当に必要なこと実施する必要がある、という主張に対して、
それを実践するツールとしてSEAという手法があり、
例えば世銀ではこんなことをやっていますよ、というのを紹介するのが
私の役割でした。 温暖化案件のSEAを手がけたことはないので、
事例紹介では温暖化から少し離れてしまったのだが、
趣旨は伝わったのではないかと思う。
実際、西アフリカは温暖化の影響を大きく受ける地域なので、
現地での農業が大きな打撃を受ければ、これまで農業で
生計を立てていた人たちが、農業を捨てて、やむなく
ダイヤモンドや金などを掘るようになる、という可能性もある。
農閑期にそうした活動をする、というのはよくあることなのだが、
これが農閑期だけでなく常態になるとすると、
環境・社会面でまた様々なリスクが生じることになる、、、
というわけで、温暖化とまったく関係ない話ではないのだけど。
何はともあれ、FoEのスタッフ、ボランティアの皆さん、お世話になりました。
参考までに → 当日のスライド(PDF版)

TBありがとうございました。自分の記事書きすら追いつかない状態でTBやらコメントやらのケアを長いこと放置しておりました。できれば時々覗かせていただきます
投稿情報: まさのあつこ | 2009年5 月16日 (土) 17:02